共感覚的表現におけるデザインとアクセシビリティの可能性

音が見える、色が聞こえる。共感覚とは、ある刺激に対して通常の感覚だけでなく異なる種類の感覚をも生じさせる一部の人にみられる特殊な知覚現象をいう。

実は人間誰しも極幼い頃は共感覚なのだという。体が成長するにつれ脳の機能が分化し、ひとつの刺激に対して一つの感覚しか反応しなくなってゆく。それは進化の過程で身につけたある種の最適解なのかもしれない。けれど、それが必ず正解という訳ではない。

目で見て美味しそうな料理は味覚を活性化させるだろうし、肌触りの良いものはいい匂いがしそうな気がする。

上記の例はもちろん経験に基づいた推測であるので共感覚とは関係ない。けれども、共感覚的なものは共感覚者だけの特権でもないということになる。

感覚の翻訳は面白い分野で、例えば音楽視覚化は有名だろうし、他にもアクセシビリティ、あるいはウェアラブルコンピューティングにおけるユーザーインタラクションの面でも大きな可能性がある。一つの刺激が複数の感覚への刺激に変換されれば、情報の密度は高まる。

これは今や Web でも可能で、音と、(デバイスによっては)振動でのインタラクションも可能になっているので、表現の幅は大きく広がっている。

簡単な例として、座標を音に変換することでできる音楽をつくってみた(iPhone では音の再生にユーザーアクションが必須のため動きません)。

座標を音に変換

Music start !

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参考文献

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