地域情報基盤としての Web の活用

もう一月以上ぷーなので、なにか社会のお役に立てる事をと思い、ひとつ、新しい需要を産み出せるんじゃないかというプランを考えてみた。

コンセプトは、地域情報基盤としての Web の活用。

位置情報をコンテンツ化する仕組みには Google Place が既にあるけれど、恐らくはまだ実験段階なのだろうし、表現が限られている上に、情報は Google の資産としてもっていかれる。もちろん、検索結果に地図情報と共に出てくるらしいので、場所と業種の組み合わせによっては、勘違いした SEO よりもよほど効果があるのは間違いない。

さておき問題は表現の自由度、なによりそれ以降の再利用からなにからを全部 Google に持っていかれるという点にある。

検索できることは素晴らしいのだけれど、情報の在り方がパブリックでないので、蓄積される程一企業の優位性が増し、後から来たものは例え素晴らしいプランを持っていたとしても、お伺いを立てるか、一から収集しなおす必要が生じるので、なにやらどうも不健全にみえる。

じゃあどうするのかといえば、答えは簡単、普通の HTML にすればいい。普通に公開されている HTML が位置情報や業種と明確に結びつけて登録されていく仕組みがあればいい。

例えば schema.org の LocalBusiness に則ってマイクロデータでマークアップをする。それを登録するようにすれば自由度は格段に違ってくる。公開されている HTML なので他の検索エンジンにもインデックスされる。

しかし当然そんなことは Place 以前からあった構想だし、それだとどうしてもうまくいかない部分があったので Place という仕組みをつくったのだろうけれど。

しかし、文書内容表現としての HTML5 と共通語彙としての schema.org 、そして各種の公開された地図情報と基盤は整ってきている。人材の育成という面からみても Web デベロッパはたくさんいる。適当な仕様とバリデータがあれば HTML ベースでのデータベース形成も現実的なプランになってきた。

あとは解析機と解析後のデータを意味的に登録していく仕組みと検索のためのインターフェース、検索を実際に行うための Web アプリケーションを作成すればいい。

なので問題はその仕組みを誰がつくるのか、と、その情報に対する保証システム(その場所にそれがあるという程度の)しかないように思う。

自治体等はそういった観光資源や商業施設の利用を活性化するための地域情報基盤をつくりたがっているかもしれない。それに自治体なら保証システム等も登記に基づくなりして信用度の高いものを形成できそうだ。

なにより公共の情報資源を提供するなら政府や自治体、もしくはそれに準ずる機関、あるいは非営利団体でなければ都合が悪い。

仮に自治体がやってくれるなら、あとは蓄積された情報に対してのクエリとレスポンスを公開すればいい。

そうすればカーナビなりパソコンなり携帯電話なり、好きなデバイスで利用できるようになる。

ひとつつくってしまえば、それを再利用する形で他の自治体でも活用できる。そうやって共通のセマンティクスで広がっていけば、地域毎ではなく、横断検索も可能になってくる。

共通のスキーマに基づけば検索精度の高いシステムができあがる。検索精度の高いインターフェースで地域規模の横断的なコンテンツを発信すれば、利便性の高さから観光客は利用してくれるだろうし、小さな会社や店舗もコンテンツをつくろうという気になる。主体的な情報発信によって地域の魅力も今までよりもっと表現されるだろうから観光客も増える。やぁ、いい事づくめじゃないか。

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