デザインの名前

モノがあるから概念があるのか概念があるからモノがあるのか。

そんなのモノがあるから概念があるに決まっているじゃないか、と誰もが言うのかもしれない。

けれど今までなかったモノは概念が先にできることもある。

電話が未だなかった時代、それは概念が先できた。遠くの人と時空を超えて会話ができるシステムは SF 中にしか存在しないシロモノだった。そうして時が経って、テクノロジがひとの夢に追い付く頃、ようやくモノとしての電話ができあがった。

モノのないところに概念をつくり、その概念を実現するために色んなものを組み合わせてそれを実現しようとする。それには永い時間がかかるのかもしれないし、あるいはほんの数時間できるのかもしれない。ではその概念でしか存在していないモノを具象化することを何と呼べばいいのだろうか。

自然を破壊し、環境として再構成することで生きてきたひとがある段階でそれを自覚的に認識した。そうしてそれを一つの概念として取り出し、それにデザインという名前をつけた。というのはどうだろう。

1 コメント

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  1. なるほど!デザインという言葉が生まれた欧州と比較すると、自然を共存する・活かすような生活形態をとってきた日本に、デザインに符合する言葉が無かったのは、そういうことかも知れませんね。
    ところでこのフォーム、文字変換する時に、一部が消えちゃうんですが…

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