違い・連続・基準点

そんなわけで Web サイトの空間デザインに必要だと思われる「違い」と「連続」そして「基準点」の三つをデザインに取り込むにはどうしたらいいだろう。

ユーザの心理状態

まず、ユーザは「情報を探している状態」と「情報を取得している状態」のふたつを行き来しながらサイトを閲覧していると仮定してみる。

「情報を探している状態」とは、自分が必要としている情報がどこにあるのかを、ナビゲーション等のページに配置された要素から推測している状態を指す。

「情報を取得している状態」とは、必要と思われる情報が掲載されているページに到達し、具体的な情報をテキストや画像、動画等から得ている状態を指す。

これら二つの状態で、情報探索(Web サイト)空間の形成が行われているのは「情報を探している状態」だと思われる。

なぜなら「情報を取得している状態」は、単に Web サイトというよりも、むしろユーザ自身の知識空間を広げている状態だろうから、ユーザにしてみれば、そこで狭義の空間である Web サイトを意識する必要はない。

というわけで、デザインは「情報を探している状態」で行われる行動の中で考えるほうが正しいのじゃあなかろうか。

表現の具体化

それでは次に「違い」と「連続」と「基準点」を具体的に考えてみる。

違い
情報空間における違いとは、所属するクラス(カテゴリ等)の違い、クラス同士の関係、または既知の場所と未知の場所、あるいは時間軸の違いなどが考えられる。
連続
連続とは体験としての連続であるから、それを断絶するものは、時間と五感が考えられる。一定時間以上の間隔の空いた体験や、五感的に不連続なものは、当然体験としての連続性を失わせる。
基準点
基準点は、自分自身の位置と、既知の場所との関係において成立する。全く未知の空間に投げ出されたその瞬間には、基準とは自分自身の位置であるのだとしても、それではまだ頼りない。基準点を形成するためには、いかようにして自分と周辺との関係を成立させるかにかかってくる。

では上記を踏まえた上で、実際の Web デザインではどのような方法があるんだろうか

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