連続した検索空間体験

じゃあ、違い、連続、基準点。これらを「情報を探している状態」における一体化したエクスペリエンスにするために「インタラクティブサイトマップ」というコンセプトをたててみる。

表現の具体化

まずは違いと基準点、これらは全体の中での現在地と既知もしくは未知の Place との相対化で表現できる。 全体の中で今どの場所にいるのかの表現は、広い施設の地図でよくみかける。 パネルに張った平面に記号が並ぶだけで、十分な空間の手がかりになるのは既に十分に証明されている。さらにその空間の目印になる「ランドマーク」がサイトのどこになり、それが頭の中でどんな形で基準点と成り得るかを考えれば、より強固なものになっていく。 情報空間のランドマークは、その周辺に関連した情報をまとめることができるなど、自由に関係や違いの表現ができる可能性をもっているので、実空間のランドマークとは別の意味での有用な基準点となる可能性が高い。 次に連続。 これは視覚と行動、行動の結果を一連の流れの中で表現すればいい。ページ遷移をせずに、視覚的な変化をアニメーションで表現するなど View の表現の中核になるコンセプトがこの「連続」になる。

インタラクティブサイトマップ

では上記をふまえた上で、インタラクティブサイトマップはどのようなものになるのか。 基本は三つの構造からなる。 ひとつめがサイトの全体構造を表現した地図。下記のコンセプトモデルでは一番上のエリアがそれにあたり、正方形のパネルが各ページを表す。現在地は青で塗られており Visited ページは濃いグレーで塗ってある。ランドマークはアイコンで表現し、パネルに対するアクションでページの概要が見られる想定。 ふたつめは現在地の周辺。ここはリアルでいえば目に見える範囲。周辺と現在地を全体構造よりも具体的に相対化した表現になる。 三つめは現在地。あくまで検索結果の現在地なので、検索行動によって変化していく。 最下部の二重丸のある部分は検索の基準を選ぶエリアで、カテゴリから検索、時間から検索などを選べる想定。
インタラクティブサイトマップのコンセプトモデル
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あまり洗練されたインターフェースではないけれど、とりあえずこれでコンセプトは満たしているはず。

まとめ

こういった全体と部分によって表現される検索インターフェースがあると便利だと思う。これをどのページからでも呼び出す事ができ、どこからでもどこへでも飛べるようになれば、ナビゲーションをドキュメントから独立させることができる。 そもそも最初の HTML ではナビゲーションはページとは独立して存在する設計だったのだし、複雑かつ大量になっていくサイトでは無理にナビゲーションをページ内に埋め込むよりも、スマートなデザインになる。 さらに、より好ましいのはブラウザ自身がこういったインターフェースを持つ事で、例えば Sitemap XML を拡張したり、サイトマップページを Microdata 等で意味付けしておき、全ての HTML で meta 要素から参照先を指定しておく。 <link rel="sitemap" type="application/xml" href="http://example.com/sitemap.xml" /> ブラウザはリソースからインタラクティブサイトマップを生成。デザイナが表現力を求めるなら CSS による装飾の変更や API を用意するなどして拡張できるようにすればいい。 これでナビゲーションやサイト構造設計の概念も変われば、ユーザの利便性も高まるに相違ない。

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