モバイル版 Flash Player の開発中止から考えるキャリアプラン

発表されてからいろんなところで鳥の目からのはなしは多々でているので、今更ぼくごときが何を書くのかと思われるかもしれないけれど、そこは勿論、虫の視点からのはなし。

ちなみにぼくは ActionScript はよくわからないひとで、前に天気予報 API をつかって試しでつくったきり特に進歩せず(ちなみに天気予報 API は試用期間が終わっているので今はローカルの XML でそれっぽく動いてるだけです)、実際 onEnterFrame の挙動に今でも頭をひねるレベルで、言語がどうとかいうはなしは全くできないので、スキルに対する投資効果とか、投資に対するリスクとか、その辺で思ったことを書いてみる。

よく言われるのは、特定のベンダーに依存した技術に対する投資リスクは、オープンな技術より高いというやつで、これは最初から分かっていたことで HTML5 が話題になった頃にはもう一部の Flasher さんはいろんなところに分散投資を初められていたので、今更何もいうことはない。

じゃあ ActionScript のテクニックが役に立たないのかというと、別にそんなことはなく、むしろ HTML5 で RIA が活発になっていくほど ActionScript のロジックを応用できるというメリットがある。

なので問題はベンダーに依存した技術がリスクが高いというよりも、その言語のもつ広義の視点、つまり設計思想や、それに基づいたロジックの構築の仕方を理解せず、ただ漫然とベンダーのクローズドな世界のローカルルールで生きるということがハイリスクだということに過ぎない。

それはオープンな技術でも同じで、例えばリレーショナルデータベースを概念として理解しようとせず、ただ MySQL が使えますというのもリスクの高さは変わらない。それは JavaScript でも PHP でも、そして HTML でも変わらない。

HTML の内包を理解しておけば、別に HTML5 になろうが 6 になろうが「ああ、セマンティクスが強化されたのね」でだいたい済む。タグがいくら追加されようと、もともと構造化に足りない語彙が追加されたのだから、こちらとしては願ったり叶ったりという部分のほうが多い。

HTML5 CSS3 で再投資が必要になってくるのは、新しいタグを覚えるとか、新しいセレクタとプロパティを覚えるとか、そんなことじゃあない。そんなものはモデルだけ覚えておいて、後は使う時に調べてれば厭でも自然に覚えてくる。

そうではなく HTML5 というバズワードの中に含まれる新しいコンセプトと、それに伴うビジネスモデルの変化に対応するスキルに再投資をしないといけない。

これは技術的な職能だけじゃなくて、当然 Web ビジネスに関係するあらゆる職能にあてはまる。見誤るか、ぼんやりしてると残念な状況にもなりかねない。

まあ HTML5 のはなしは本題ではないのではなしを戻すと、投資効果の高いものは汎用性の高い、つまり抽象度の高い部分になってくる。

ただ抽象度が高いものは、実際の仕事は概念だけで行うものではないので、そういった意味で役に立たない。けれど同時にその部分の理解がないと、スキルは頭打ちになるし、言語が開発中止になった場合にはもうまるで役に立たないことにもなりかねない。

まあそんなわけで、最近いろんなことに気づかされて、失敗したなって思う事が多く、足掻いている今日この頃。

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