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  3. インタラクティブ代替テキスト文学賞

  • Author :
  • 2011-05-14

HTML5 の Canvas や インライン SVG 、それと絡めるかたちでの Audio などで多様な表現の可能性が広がっている中、代替テキストや代替コンテンツは、どう変化していくのだろう。

iPhone の Flash 非対応で多様なプラットフォームを考慮したアクセシビリティというのは注目されながら、それでもコスト面から切り捨てざるを得ない状況なのだろうか、といったコンテンツも多々ある。

対応はしたいけれど、じゃあ実際どうするんだろうね。というノウハウの共有もどこまでされているのかよくわからない。

啓蒙はいろんなところで行われてはいるけれど、むしろ必要なのは、サイト制作に必要な現実的な技術や知識を提案、議論、そしてそれをもとにしたノウハウを共有できる場なんじゃないかと思う。

ある程度フレームができあがってしまえば、低コストでの代替コンテンツの提供というのは可能になっていくかもしれないし、少なくとも自分も参加可能なかたちでの知識共有がなされていれば、通常のフローの中で対応可能な部分は、自然と組み込まれていくに相違ない。

まあ、というか、なにより、表現としてもおもしろい。

インタラクティブと呼ばれるコンテンツなどは、その表現を、たとえば文字情報としてどんなふうにするのか、複雑な図形を別の表現形式で行うとどうなるのか。これは例えば画家が音楽家のつくった曲からインスピレーションを得て絵画にするような、表現としての広がりを秘めているようにも思う。

他にも組織図などの一般的な図解の代替テキストというのはフォーマット化できるし、写真表現もある程度は可能だと思う。

まあそんなわけで、インタラクティブ代替テキスト文学賞。みたいなのがあったら楽しそうだなと思った。

部門は以下の 4 つ。

  1. フォトグラフィックオルタナティブ部門
    写真表現の代替テキスト
  2. インフォメーショングラフィックオルタナティブ部門
    図解された情報の代替テキスト
  3. インタラクティブコンテンツオルタナティブ部門
    対話式コンテンツの代替コンテンツ
  4. マルチデバイスレスポンシブルデザイン部門
    複数の異なるデバイスへの表現の提案

まず最初のフォトグラフィックオルタナティブ部門は、そのまま。写真によって表現されたコンテンツがどんなかたちの文字情報に置き換えられるのがベターか。具体的には 1 枚の写真を例に上げ、それにたいする代替テキストを募集。

次にインフォメーショングラフィックオルタナティブ部門。

図解された数値情報(棒グラフ等)、構造(組織図等)、位置情報(地図等)などの代替テキストのフォーマット案を募集。または HTML の構造から JS によって表現するライブラリをつくるのも面白そう。

そしてインタラクティブコンテンツオルタナティブ部門。

これは説明的なコンテンツでも構わないし、詩的な表現でもかまわない。コンテンツによってはこれも HTML の構造を考えて、それを基に再表現するロジックを考えるという手もある。

最後にマルチデバイスレスポンシブルデザイン部門。

海外のブログなどではデザイナーが模索しているけれど、日本では実務レベルでの必要性がまだでてきていないのか、あまり情報がでてこない感がある。

ここは一番フレームワークをつくり易い部分でもあるし、フレームがあったらおもしろくないよ。っていうひとはそれを壊すものをつくって威張れる。

文字表現を考えるのはスクリプトやアクセシビリティに関する知識がなくてもできるし、お題を出されてスクリプトによる表現からどういった HTML の構造がベターなのかはコーディング系の人にはある種のおもしろさがある。レスポンシブルなデザインというのはこれからの必須スキルのひとつとなるだろうからデザイナーの興味も惹ける。

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