リアルと Web が交差する。そこに境界はない。リアルが Web で Web がリアルだ。

人類のエクステンド。「そんなことが起きるわけがない」そんなことを言うやつは、心がもう死んでいる。可能性を夢見ることができなくなっているだけだ。

って、まあ実際 AR が目の前にあるのだから、否定するひとももういないんだろうけど。

時代は AR というわけで、いずれ一般のひとがコンピュータの前に座って Web ページを参照するということはなくなるに相違ない。

それは5年後か10年後か。もっと先かもしれないし、もうそこに来ているのかもしれない。

やがてパーソナルコンピュータという言葉は死語になり、ウェアラブルコンピュータが現在進行形になる。そして Web はよりソーシャルになり、それはより複雑で、役に立ち、刺激的で、ドキドキさせてくれるものになっている。

今や情報はいつでも、誰でも、まるで目の前に置いてあるかのように引き出しが可能で、利用し、加工し、つくりだすことができる。そうすることで過去は新しくなり、未来は刻一刻と古くなっている。

リアルタイムに更新されていく世界を蓄積し、利用し、再構築する。情報は資源であり、価値であり、毒だ。

なら Web ページなんてデザインする必要がどこにあるのだろう? ユーザーが Web に求めているのは情報とエンターテイメントだということは、成功している Web サイトがとうの昔に証明している。境界のなくなった Web ではページなんて概念はもうなくってしまう。ただ個々のドキュメントがハイパーリンクで繋がっているだけだ。もう Web サイトというアイデンティティすら危うい。

ではデザイナーは何をデザインするのか? そんなもの腐る程ある。むしろ今よりもっと忙しくなる。

都市とはひとの生活空間で、そこでは激しく利害がぶつかり合う。

都市をデザインするように、 Web をデザインする。サイトという枠組みがなくなれば、事はより複雑になる。