Google Chrome が提案したのは正に Experiments だったわけで、リッチインターフェースと呼ばれるものが、もっとリッチになっていく。いく。もちろん、文書としての Web はなくならないにしても。
Web のアプリケーション化というは HTML5 によって加速するとかいうはなしもあるけれど、やっぱり基本は情報共有としての Web で、アプリケーション化というのは、 Web のひとつの使い方でしかないと思う。
ただ、肥大していく情報をどうやって整理し、どういったインターフェースでそれにアクセスするのかということは、今後益々重要な課題になると思う。
デバイスの多様化によって、ベーシックな部分の標準化というのが、もう避けて通れないものになっている中で、技術があれば成立していた Web サイトの制作は終わって、法律的な意味での標準に対する知識というのもなければ、成立しなくなるんじゃなかろうか。
また、実制作における分業化が進み、ゼネコンじみた企業と、その下請けのその他という産業構造になっていくのかというのは随分前からあるはなしのような気もするけれど、最近の仕事をみていると、そんな感じがあったりなかったりもする。
ただ Web の場合、一旦データベースなりなんなりに、コンテンツをデータレベルにまで還元して格納してしまえば、下請けの仕事というのはあまり必要ではなくなるため、仮に下請けによる量産という構造ができあがったとしても、それはそう長くはもたない。
その中でどういった分野で生き残っていくのかという戦略なしには、組織の維持が難しい。
母体が大きくなければ、何でもできますというのは不可能だし、何でもできるというのは個人的にはあまり好きでない。
むしろ、中・小規模の組織がプロジェクト毎に連携して仕事を行うという構造のほうが、 Web っぽいと思う。
それぞれの組織がそれぞれ得意な分野があって、新しい組織が新しい分野をつくっていく。
そいで、既存の技術と新しい技術がコラボレーションして新しいビジネスモデルができる、みたいな。
とりあえず思いつくのは
- ユーザーインターフェースデザイン
- 情報デザイン
- ビジュアルデザイン
- アプリケーション開発
- クラウドコンピューテング
- マーケティング
- ネットワークデザイン
- セマンティクス
- アクセシビリティ
- インタラクションデザイン
とか。
まあ、戦略策定は経営者の仕事なので、あれですけど、来年はそんなはなしが聞けたらなぁとか思う。