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結局、ホームページでは誰にでもつくれる

つまり、誰にでもつくれないものは何かを考える必要があるし、Webでの情報公開はただなんとなく行っても無意味で、コンテンツとは何か、を明確に定義できないのであれば、それは誰にでもつくれるものになってしまう。

実際、ちょっとパソコンが触れて、簡単な画像処理ができる。というレベルで、ホームページはつくれる。

もともと、そのように誰でも自由に情報が公開できる、という目的で考えられたもので、再現性の高いWYSWYGのついたオーサリングツールが、数万円で手に入るのだから、何もン十万円もだして、ホームページ屋に発注する意味があるのか? と、もし自分が経営者で、ホームページをつくろうと考えた場合、答えはNOだと思う。

構成やナビゲーション設計といっても、ページ数が少なければ、特に高度な専門知識がなくてもそれっぽいものをつくれる。

ショッピングサイトなどのWebアプリーケションも独自に開発するよりは楽天などを使った方が集客コストを押さえることができ、また初期投資も独自に開発するよりははるかに安くあがる。

メールフォーム程度ならWebにいくらでも転がっているし、新着情報はブログで事足りる。

そしてぼくらは食いっぱぐれる。

何を言ったところで、つくって公開すればおのずと結果はでる。24時間無休の営業マンでも、ひとつも仕事をとってこれなければ、ただの穀潰しでしかない。

もちろん、全ての人にとって結果とは他人の所為で、制作会社は製品の魅力がないといい、運営企業は制作会社が何のマーケティング戦略も提案していない事に腹を立てる。

ところがどっこい、優秀な営業マンであれば公園の砂でも売ってくるし、マーケティング戦略の提案まで望むのなら最低でも1千万くらいの予算と半年以上の開発期間を用意してこいよっていうはなしになる。

計画性のない計画は失敗する。半年の開発期間を用意しても、実働が最後の1月では、意味が無い。プロジェクトマネージャーといっても、マネジメントの概念からして理解できておらず、ただ肩書きがかっこいいからという理由で、そう名乗っているのが多勢を占める。

そもそも、マネジメントというのは不可能タスクだと思う。

それでも、マネジメントに近いことを行うために、文書による定義、定義に基づく実装、スケジュール管理、といったプロセスを重視すべきだと思うけれど、本来は目的とプロセスを明確にし、プロジェクトの遅延や、中だるみ、「いやー俺って今なにつくってんだっけ?」状態を回避、もしくは最小限に抑えるために行うはずの文書化が、文書化自体が仕事になり、目的を見失ってしまい、ひとりでシコシコ文書化しているというわけのわからない状態が生まれるやもしれない。

別に文書が誰にも読まれなくてもかまやしないけど、何が、どうして文書化されているのかをステークホルダーが理解できていないのであれば、文書化自体が時間の無駄になってしまう。

じゃあ、例えば企業サイトの場合、「会社の事を知ってもらう」というのは、Webを使う理由にはならない。じゃあなんで会社の事を知ってもらう必要があるのか、そいで、何でそのためにWebを使うのか、Webじゃなくてもいいんじゃね。とか。っていうか知ってもらってどうすんのよ。あんた、有名になりたいの? なんで? 有名なほうがいいじゃん。って、じゃあ芸能人にでもなれば。

みたいな。

知ってもらうのに、何でWebよ。Webで知ってもらってそっからどうしたいのよ。そのためには何が必要よ。技術的に、環境的に、ってこっからがWeb屋の本領発揮です。

媒体特性の理解と技術的ソリューション。

もちろん、世界中のプロジェクトのほとんどは失敗しているらしいよ。でもコケ方くらい考えとかないと、痛いのは自分だからと思う。

ただ、アートでは無いので独創的で存在を問う、というものをつくる必要はないと思う。

プロじゃないとつくれないものってなによ? っていうそれを考えてみる。

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