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10年やってスタート地点に立てるという

北欧の家具デザイナーは10年家具職人としての修行を積み、初めてデザイナーとして認められるらしい。

デザイナーである以上、その工法、素材を知り、自分の手でつくるということができなければ、それはデザインではなく、ただの図面引き、あるいは似顔絵を書くのと同じ仕事になってしまうのだという。

実際にそういった修行がされているのかは知らないけれど、確かに北欧の家具は生活という実際を重視しながら、見目も美しく、丈夫で、その目には人間うつっている感じがする。

そもそも Web の場合は歴史的に新しいサイバースペースをあつかうため、デザインという概念以前にあった文化の歴史と同じだけの長さをもつ家具や建築といったものには到底及ばない。

そもそも、それがなんのためにあるのかすら理解できないまま、実験の繰り返される Web で、デザインを体系化し、徒弟制度じみた継承をおこなうのは、むしろその成長を阻害する恐れすらあるように思う。

なので、それぞれが正しいと思うことを、それぞれがやって、間違ってたら、「間違ってたよ」って言えば、その失敗や成功によって、継承は行われるし、そういった意味で、インターネットという媒体を扱うのだから、他のデザインに比べ、より多くのことを共有できる。

認知科学や脳科学を利用したデザインアプローチもあるけれど、科学は限定された条件下での実験や証明を行うもので、それをそのままデザイン利用できるものでもなく、だからこそユーザーインターフェースやプロダクトにおいては、モックアップをつくり、テストを繰り返すことで精度を上げていくというプロセスを重視する。

結局急いてもデザインはできないんだろう。サーバのことからHTTPの仕組み、プログラム、データベース、ユーザーインターフェース、ビジュアルデザイン等々 を一通り理解し、ただの表層や、絵ではなくて、人間の生活を向上させるというのがそもそものデザインの目的らしいので、そんなことがちょろっとでもできるようになるには、当然時間もかかるし、そんなことをやれるだけの環境をつくるというのも、あれだなとか思う。

小さな家イメージコルビュジェの思想に触れる1923年、ル・コルビュジェは、スイス・レマン湖畔に、年老いた両親の為に、小さな(18坪)の家を建てました。この本は、ル・コルビュシュ自身が、その家について、その立地環境から、建物をとりまく外壁の意味、素材、そして、家自体の構造、デザイン、動線まで、こと細かく、写真(幾分古いけれど)や、彼自筆のデッサン画を交えて、丁寧に説明してくれています。¥ 1,575

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