「あなたのデザインはテキストばかりだね」とよく言われる。
ぼくは Web ページはただの電子文書で、その文書は引用したり、あるいは加工したりするリソースとしてしか考えていないので、自然とそうなる。テキストが無い場合は、簡単な見出しやリード文程度を自分で追加して、電子文書としての体裁を整えるよう考える。
電子文書であるから、そこには文書構造というものが必要になる。ただの殴り書きなら構造は不要だけれども、あくまでリソースである以上、計算可能性ということを考えなければならない。
DOM というのがわかり易い例で、 Invalid な HTML では、 DOM の操作はできない(あるいはできても予測不可能な動きになったりする)。例えばリストタグであれば、document.getElementsByTagName("ul")で取得し、内部のliタグを配列として取得すればそれらのlengthで操作が可能になるものが、brで改行されているため、処理が不可能か、あるいはひどくメンドウな手順を踏まされることになったりする。
一般の人には関係ないというひともいるけれど、可能性を抹殺された電子文書の資産価値は低下し、利用者の将来得るかもしれなかった利便、利益を阻害することにもなりかねない。
電子文書のデザインである以上、それは関係性のデザインになる。ページ内の各情報、またはそれらがハイパーリンクによって参照する文書との関係、サイト内での位置づけ、というのを加味し、サイトという一塊の情報としてデザインされ、最後にインターフェースの設計・ビジュアライズの後、美術的要素の付加というのが行われるべきだと、思う。
