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Webデザインのスコープ

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そもそもWebデザインってのはナンなんだろうか?

プロからすると意味不明なこの言葉について、ほっこりほっこり考える。

Webの目的として考えられるのは集合知、情報共有、自己表現(組織も含む)などであるから、それらのソリューションの一端を担うのが仕事だといえる。

中でも商業におけるWebソリューションにおいて重要な、企業の行う表現というのは、既存の広告という概念ではなく、正しく“表現”という概念でよらえられるべきで、無価値なFlashを、動くという意味不明な理由だけで“ホーム”'(トップ)ページに使用するというは、これはWebサイトをただの看板広告くらいにしか考えておらず、それでは本来得られるであろう利益を喪失してしまいかねない。

なにもFlashが悪いというのではなく、動くということは、逆に言えば動くのを待つ必要があるということでもある。だとしたら、目的を持って訪れる大半の(見込み)顧客に対するアプローチとしては、むしろ時間という概念をもたない通常の画像やテキストのほうが、より確実な方法ではないだろうか。いったい30秒以上“ホーム”'(トップ)ページに滞在するユーザーが何%いるのか、解析してみるとどういう結果がでるのか。情報へのナビゲーションである“ホーム”'(トップ)ページで30秒以上滞在するというのは、むしろナビゲーション設計に致命的な欠陥があるとも考えられる。

では表現と広告の違いは何か?

広告とは不特定多数にたいし、より短時間に、必要最小限の情報を告知するということだとして、表現とは、組織のあり方、商品、サービス、CSRなど、をより具体的に伝えるということだと考えられる。

つまり最も重視するべきは、情報そのもの、そしてその情報にどういったかたちでナビゲートするのか、ということになる。

信用のおけないWeb屋ほど、情報構造、表現手法をないがしろにし、絵でごまかそうとする。

ではWebの視覚デザインの価値はどこにあるのか? それは情報にたいする適切なナビゲーションと、情報アーキテクチャに基づく視覚的構造化にある。

ひとは自らの利益にたいしてのみ金銭を支払うのだから、その利益を以て商品とするべきだというのは、他の業界では当然すぎるくらい当然のことなのに。

生み出された価値にたいする報酬として金銭があり、その金銭がまた新たな価値を産む、というが経済活動のあるべき姿だとしたら、Webデザインのスコープとは、その他のあまねく職業に違わず、価値の創出だといえる。

それにしても最近涼しくなりました。もうすぐ秋ですね。

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